会越・毛猛山

■藪漕ぎに満腹■

好天を捉えて会越・毛猛山を登った。
猛烈な藪にガードされたこの山は残雪期に登るに限る。
今年は融雪が早そうだが、
4月初旬なら雪稜を伝って楽に登頂出来ると予想した。

しかし、山は甘くなかった。
標高1,000m以下では痩せ尾根の激藪、
雪稜ではクレバス迂回のための藪漕ぎ。
藪漕ぎに終始する山行となった。

こったが沢右岸尾根からの記録は目にするが、
私たちは報告の殆どない1本上流の足沢左岸尾根をルートに選んだ。
取り付きの100mは雪を繋いで標高を上げることができたが、
すぐに意欲的なルート選択を後悔する藪との格闘が始まった。
痩せ尾根に立ちはだかる藪を正面から突破するのにほとほと疲れ切った。

初日は太郎助山での泊りを想定していたが行程は捗らず、
足沢山の手前、標高940mで幕営となった。
藪の痩せ尾根に奇跡的に2人用テントを張れる平地があったのだ。
近くには残雪もあり水の心配もないという全くの幸運だった。

翌日は毛猛山までの長い行程を考え4時にテントを発った。
足沢山直下から雪尾根となったが安直な雪稜歩きは許されず、
度々現れるギャップの通過に瞬く間に時間を奪われた。

稜線に立ちはだかる大ギャップ
大きなギャップ.jpg

標高差600m足らずに5時間を要してようやく9時に毛猛山に立った。

太郎助山から毛猛山(左奥)
毛猛山(左).jpg

今回あわよくば前毛猛まで縦走、と思っていたが、
遥かな前毛猛への稜線は一筋縄ではいかなそうに見えた。

毛猛山から浅草岳
浅草岳と前得猛山(右).jpg

山頂からの下りも登り同様に時間がかかった。
登りでは暗かったため藪を漕いだ箇所も、
下りでは雪を伝ってスムーズに通過できた。
その代わり、
テントサイトを通り過ぎ大きく下ってしまうヘマをやらかした。

登り返してテントに戻ったのは16時近くだった。
ヘッデンで下ることも考えたが、
毛猛からのプレゼントと思い快適なサイトでもう1夜過ごすことにした。

3日目はゆっくりこったが沢右岸尾根を下った。
登っている人が多いだけあって踏み跡は明瞭でとても楽な下りだった。

日程:2021年3月31日~4月2日(金)
メンバー:L. まるめの、K地
タイム:
3月31日(水)快晴
R252除雪ゲート6:30--足沢左岸尾根取付き8:20
--標高940m(TS)14:30
4月1日(木)快晴
TS 4:00--毛猛山8:55~9:10--TS 15:30(ロスタイム1.5h)
4月2日(金)快晴
TS 8:00--こったが沢右岸尾根取付き11:00~11:20
--R252除雪ゲート12:30

by まるめの

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