1/3システム

■1/3はキホン■

関東地方もようやく梅雨入りした。
山に行けない雨の日はセルフレスキューを学ぼう。

引き上げ(下げ)重量の数分の1の力で
引き上げる(下げる)仕組みを倍力システム
(以下、システム)という。
1/2、1/3から1/9程度まで種々の方法が
考えられている。
レスキューで最も重要な技術のひとつだ。
中でも1/3システムは基本だからぜひ身につけよう。

救助隊によるチームレスキューでは伸びの少ない
スタティックロープを使うが、
スタティックロープを携行していない山行中の
セルフレスキューでは、
ダイナミックロープを使うことになるので
ロープの伸びを考慮する必要がある。

1/3システムの利点
(1)単純で覚えやすい。
(2)簡単に1/6システムに移行出来る。

1/3システムの構成
1/3システム.jpg
A:セルフジャミング・プーリー
B:バッチマンヒッチ
C:引く方向を変換(下向きに引く)
D:短い方がよい

・支点は確実な2ヵ所以上からとる。
・バッチマンヒッチでスムーズにスリングを移動出来る。
・ロック機構付きのカラビナを使う。
・スリングは直径7mmが望ましい。

1/6システムを作るには?
(1)1/3システムを2つ組み合わせる。
(2)要救の支点を動滑車にする。

(1)1/3システムを2つ組み合わせる。
1/6システム_1.jpg

(2)要救の支点を動滑車にする
1/6システム_2.jpg
注意しなければならないことは、
(1)ロープとカラビナなどとの摩擦により理論通り
   1/3(1/6)にはならない。
(2)引き上げに要するロープの長さは3倍(6倍)になる。

by まるめの

この記事へのコメント