キタダケソウ満開

■出逢えた!キタダケソウの群生■

固有種?絶滅危惧種?どんなんだろう?
なんだか興味が湧くよね。

梅雨の合間の週末、3,193mの頂をのこのこ越えて、
南アルプスの盟主北岳が誇る固有種キタダケソウに
逢いに行ってきた。

キタダケソウはハクサンイチゲとよく似ている。
どちらもキンポウゲ科で形がそっくりな白い花をつける。
ハクサンイチゲは山に登ればそこらじゅうで見るけれど、
キタダケソウは北岳の山頂を少し下った
八本歯ノコル付近でしか見ることが出来ない。
しかも花の時期は梅雨真っ盛りの6月下旬の1週間程度。
雨に降られる覚悟がないとダメだこりゃ。

じゃ、ハクサンイチゲ見てればいいじゃん。
・・・てのはまるめのだけで、
他の5人は「固有種」キタダケソウに燃えていた。

前夜の睡眠は2時間足らずだったけど、
キタダケソウ見たさにアドレナリンが出まくっているので、
草すべりの急登もなんのその、
みんな1,600mの標高差をへっちゃらで登り切った。

肩ノ小屋から北岳山頂までハクサンイチゲを見つける度に、
もしや、と思ってチェックした。
花びらの先の形が見分けるポイントだ。

頂上から下って来た女性曰く、
「山頂までの登りでわんさか咲いてたわよ。」
お~、お~。
一同期待に鼻、いや胸が膨らんだ。

でも、一向にキタダケソウ君は現れなかった。
話が違う、ハクサンイチゲと間違えてんじゃないのか?
頂上までに花を見れたら早く下山できるもんだから、
みんな期待を裏切られてぶーぶーだった。

とりあえず北岳山頂
北岳頂上で.jpg

しょうがなく花が咲いているらしい八本歯ノコルを目指した。
北岳山荘への分岐を少し下るとそれらしき花がちらほら。
しかしこんなもんじゃないだろう。
足元が崩れやすい道を北岳山荘へのトラバース道まで下った。
下って来た分岐がやけに高く見える。
北岳の頂上はさらにその先だよ。
あれを越えて帰るのか、やれやれ。

トラバース道を山荘の方向に200mほど進むと、
咲いてたぜ~。
斜面を埋めてんこ盛りで。
ようやく出逢えた嬉しさに一同目頭を熱くしたのだった。

キタダケソウの群生
キタダケソウの群生.jpg


キタダケソウ(左)とハクサンイチゲ
キタダケソウとハクサンイチゲ.jpg

キタダケソウとハクサンイチゲの違いを
しっかり瞼に焼き付け、
にわかキタダケソウ・スペシャリストに豹変した一同は、
ぜーぜー言いながら再び山頂まで200mを登り返した。

山頂まで戻れば足を前に出すのみの楽な下りだ。
草すべりで小雨に降られたが大したことはなく、
御池小屋の夕飯にも余裕でセーフ。
この日は快適な夜を過ごし睡眠不足もしっかり解消した。

●キタダケソウ
 日本での近縁種はヒダカソウ(北海道日高)と
 キリギシソウ(北海道夕張山地)
 1931年に北岳山頂付近で発見された。

 ・・・だって。

キタダケソウのお花畑の動画をどうぞ(提供:チャンアツ)

日      程:2021年6月26日~27日(日)
メンバー:Lうっちー、みっきー、あみちゃん、チャンアツ、
      たまっち、まるめの
タ  イ ム:
6月26日(土)曇り、夕方小雨
芦安駐車場5:00--広河原5:50~6:05
--白根御池小屋8:30~8:50--肩ノ小屋11:30
~11:55--北岳12:30~12:50
--八本歯トラバース道13:25~13:40--白根御池小屋
17:15
6月27日(日)曇り
白根御池小屋6:40--広河原8:50~9:00
--芦安駐車場9:40

by まるめの

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