モロクボ沢

■夏は沢に限るね■

久しぶりに青空が広がった8月末の土曜日。
西丹沢のモロクボ沢を遡行した。
甲府から富士山の裾野をぐるっと半周。
車で約3時間のアプローチだ。
気軽に行きたい山域だけどちょっと遠いなぁ。

西丹沢ビジターセンターの駐車場はキャパが小さい。
今回初参加のくろちゃんと丹沢湖畔で合流し、
車1台で現地へ向かった。
だけど、がび~ん!
1台ぐらい余地があるだろうという甘い読みは大外れ。
満杯の駐車場が待っていた。
キャンプ場は利用者以外駐車禁止と看板が出ているし、
狭い林道に路上駐車なんかしたら後で大騒動になりそう。
第一、朝早いのでまだ管理人が出勤していない。
困ったなぁ。出だしから核心部だよ。

駐車場敗退、不吉なフレーズが頭をよぎる。
まるめのはへこたれないぞ!
脳みそを絞りに絞って窮地を脱し、
なんとか予定より30分遅れでモロクボ沢へ向かった。
(どんな手を使ったかは、ナ・イ・ショ。)

白石峠への林道と別れ、3つ目の堰堤下から入渓。
15分ほど平凡な流れを辿ると谷の奥に、
待ってました大滝出現。
落差は23mだって。
水量豊富だけど直瀑じゃないからさほど威圧感はない。
直登しちゃうかぁ~。
(冗談です。)

土曜日なのに沢は貸し切りだ。
滝をバックにあれこれポーズの記念撮影を済ませ、
右岸の踏跡をクラックの基部へ登りロープを出した。
左に固定ロープが見えちょっとそそられたが、
うっかり浮気すると大高巻きになりそうだ。

取付きの1手が登りずらいクラック。
1,2年前までは良い足場になる岩があったらしい。
肩幅のチムニーが続く。
10mで安定したテラスに達し立ち木でビレーした。
残置スリングがぶら下がっていた。

モロクボ大滝を背景にむーとくろちゃん
1_モロクボ沢大滝.jpg

小尾根を回り込むと落口に下るルンゼが足元に。
クライムダウン出来そうだったが安全を期してアプザイレン。
良い機会なので、
セルフビレーの取り方とアプザイレンを講習。
本チャンでの訓練は効果絶大だからね。

大滝の上は滑滝が2、3個続いて癒された。
でも、すぐ堰堤が現れてオシマイ。
しかし立派な堰堤だ。
大滝の上流によくも作ったもんだ。
どうやって資材を搬入したんだろう??

滑の感触を楽しむ
1b_滑.jpg

堰堤の上流は平凡な流れになった。
標高840mで左岸から流入する水晶沢に足を向ける。
そろそろ癒しの滝がお出まし、と思ったけれど、
滝は深そうな釜の直瀑6mのみ。
滑は大水で埋まってしまったんだろうか?
ロープを使い左壁から越す。

再びしばらく平凡な流れを辿ると標高890mの二俣だ。
右俣が15m滝で出合い左俣は滑滝。
当然右俣の滝にチャレンジ。
アンザイレンして水流左の容易な登りで落口に立った。

水晶沢右俣出合の滝
2_水晶沢右俣出合の滝を登攀.jpg

癒しの滝たちとの出逢いを期待したが、
滝の上流は平流となりやれやれ源流の様相が濃い。
このままゴーロの谷を詰めてもつまらないので、
標高940mで左岸に合流する枝沢から
水晶沢ノ頭南南東尾根の標高1,050mに立った。

南南東尾根は急な部分は少ないが、
極端に瘦せて脆い箇所があるので足元には注意だ。
下って行くと毒々しいオレンジ色のキノコ発見。

くろちゃんが、それはタマゴダケよ、と教えてくれた。
毒々しい色にもかかわらず美味しいんだって。
(まるめのは遠慮するけど・・・)

タマゴダケ
3_タマゴダケ.jpg

なんでタマゴダケっていうのかな?
帰って調べた。
地面から出たてのとき、
卵の殻から生えているように見えるかららしい。

これで納得、タマゴダケ
3b_タマゴダケ.jpg

更に下ると作業道が現れ、脚立での鹿柵越えが2回あった。
固定はされているが傾いた脚立はちょっぴりバランスが要る。
おまけのアトラクションをキャーキャー言いながら楽しんだ。

おまけのアトラクション
4_鹿ネット.jpg

ゆっくり1時間の下りで入渓点に戻れたので、
この下降路は良い選択だったようだ。
やっぱり夏は涼しく沢登りだよね。

日  程:2021年8月28日(土)快晴
メンバー:L. まるめの、くろちゃん、むー
タ  イ ム:
三番目の堰堤下(入渓点)8:10~8:30
-- モロクボ沢大滝8:40~10:30 -- 水晶沢出合
11:20 -- 水晶沢二俣12:15
-- 水晶沢ノ頭南南東尾根標高1,050m 13:45
-- 入渓点14:45

by まるめの

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