八ヶ岳・権現岳


もともと4月の第3日曜日は丹沢で沢登りの予定だった。前日の降水量が多く増水を懸念して、近くの権現岳に急遽変更となった。権現岳の登山口は自宅から30分ほどだし、秋にはよく登っていた天女山ルートで積雪期とはいえゴールデンウィークも近い季節だしと気楽に考えていた。

5時半に集合場所の駐車スペースについてみると日曜日だというのに他に車はいなかった。世間は新型コロナ対策で自粛ムードが高まっている、登山も例外ではなくこの日の登山者は自分達の他には単独行の青年ひとり。

コースタイム

天女山入り口ゲート5:44 - 天の河原6:24 - 9:03前三ツ9:27 - 10:32三ツ頭10:43 - 12:41権現岳12:50 - 三ツ頭13:48 - 天の河原16:30 - 天女山入り口ゲート17:06


 登り始めて20分ほどで天女山に着いた。風は強いが富士山は見えているし、昼頃には風も弱まる予報だったので、ゆっくりと歩き始めた。

 天の河原を過ぎると地面に白いものが見え、しばらくすると積雪は本格的になってきた。この様子だと昨日の下界の雨は山では雪だったらしい、上の方はかなり積もっているかもしれない。標高1800mくらいを過ぎると登りも斜度を増し、雪の深さも同様に増えていった。

権現岳20200419.jpg

 私はチェーンスパイクを装着するが、リーダーはつぼ足のまま。昨日の雪はほぼトレースを消していて、先行する青年のラッセルに助けられながら標高をあげる。三ツ頭の頂上でようやく追いついて、礼を言うことができた。リーダーが先日作ったばかりの会のチラシでブログの宣伝をすると見てみます、と快く返事をくれた。

DSCN0968.jpg
三ツ頭からは権現岳と赤岳をガスの間から望むことが出来た。これから登る頂上を眺めながらカップラーメンをお腹に入れた。権現岳の頂上直下には雪の具合では厄介なトラバースする地点があり、12本爪アイゼンにピッケルを装備し、気合を入れなおす。

権現岳20200419_2.jpg

一旦くだって、いよいよ最後の登りとなる。雪は重いのに足を進めると深くもぐってしまい、ペースが上がらない。夏道なら1時間弱のところなのに途中で休憩が必要だった。見上げると先行する青年がトラバース地点にさしかかっていた。ピッケルを使いながら、苦労している様子である。休憩を終えてトラバース地点に向かうと、どうやらロープを出すほどでは無さそうだ。それでも緊張しながら慎重に通過した。

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通過してふと足元をみると、なんと左のアイゼンが無い。
どっか雪の中で外れてそのまま来てしまったらしい。リーダーにうながされてザックを置いてアイゼンを探しに戻った。厄介なトラバース地点は慎重に通過して30mほど下った雪の中で見つけ、ほっとして登り返す。

そうこうしているうち山頂はガスに包まれてしまった。あと少しで山頂なのに。
時間も押してきているので標識で記念撮影して、そそくさと下山を開始した。

権現岳20200419_3.jpg

三ツ頭まで降りてくると日差しがさしてきた。権現の山頂付近はガスに包まれたままだが、富士山、南アルプス、奥秩父の山並みが見えた。金峰山に雪がべったりついているのがわかり、積雪期にあの展望のよい山にもう一度登ろうと思った。

半時ほど歩いて前三ツで展望を名残惜しみまた休憩。山麓の自宅はどの辺なのか聞かれたが、よくわからなかった。

ここからは樹林帯の中をひたすら下山する。天の河原につく直前に振り返ると権現岳の頂上が見えていた。

季節外れの大雪に苦労した分、充実した山行になった。

by うっちー

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